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執筆者の写真OKANO

皮膚科【ステロイド】って怖いの?=誤解です。

皮膚科でアトピー、アレルギーに用いられる【ステロイド外用薬】ですが、

「副作用が多い!」

「やめたら悪化した!」

など否定的な情報が多くネットで出回っているようです。

そういった「不安」からステロイドを塗りたがらない人が多いですが、

外用については完全に「誤解」と言ってよいでしょう。


「やめたら悪化した!」は「そりゃそうだよね」レベルの話で。

「咳止めの薬を飲んでる間は咳が治まってたんだけどね。やめたらまた咳が・・・」と同じです。

ステロイドのおかげで症状が和らいでいるので、やめたから症状が出てきたわけです。

ステロイドが悪いのではなく、もともとがそういう症状なので。。。

病気が悪化したら悲しくてショックで「何かのせいにしたい」という気持ちは解りますが、科学的にはそこは分けて考えましょう。


「ネット情報を鵜呑みにしないように」の良い例かもしれませんが、

外用ステロイドの副作用は《局所的》つまり《塗った所だけ》ということです。

内服薬だと血液循環によって全身性の副作用が出やすいですし、薬を急に止めたときの「離脱症状」が出やすいですが、外用ステロイドはそもそも血中にそんなに吸収されません。


私も決してステロイド推奨派ということではないのですが、特に否定派でもありません、

もちろん「ステロイドを使わない治療」も素晴らしいと思います。

治ればいいのさ、何だって!


【覚えておきたい基本】

①ステロイドはそもそも体内で作られるホルモン。

②外用薬の副作用は局所的。

③たっぷり塗って、しっかり効かそう!



私がこのステロイドの副作用についてなどを調べたのは、こちらの本がきっかけでした。

小児科領域の現場から寄せられた、薬剤師の様々な疑問について、同様に薬剤師が回答を寄せているので、「答えはこれです!」ではなく、様々な見解が書かれています。

特に小児科、子供の皮膚疾患は何とかしてあげたいのがお母さんの想い。

アトピーは成長とともに緩和されていくものではありますが、もちろん個人差はあり・・・。私のいとこも長く苦しんでいました。プラセンタを打ったりして良かったときもあるようですが、昨年あったときに「治った」と言われました。



私のいとこが試みたのは『断食』。

「断食をしたらアトピーが治った」という実体験。

私もアトピーのような慢性的な皮膚疾患は「皮膚が原因ではない」と考えているので、

この本が何か関連があるかも。

また「日本人に花粉症が増えたのは寄生虫がいなくなったから」という説もありますし、腸とアレルギーは強く関連している気はします。『笑うカイチュウ』は面白い本なのでオススメです。サナダムシのキヨミちゃんの話とか。

【参考】寄生虫の権威(?)藤田 紘一郎 先生



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